ボイストレーニング

強いミックスボイスを手に入れるボイストレーニング〜「ネイ」「ヤイ」トレーニング〜

投稿日:2017年11月19日 更新日:

今回は強いミックスボイス・声帯閉鎖系の高音を手に入れるトレーニング「ネイ」・「ヤイ」トレーニングについて書いていきたいと思います。

 

特に鳴りの強い声や閉鎖系の声を鍛えるのにいいトレーニングです。当然閉鎖系のミックスボイスなどの高音トレーニングにもいいです。

「ネイ」「ヤイ」トレーニングの効果

  • 声帯閉鎖の強い声を身につける
  • 無駄なく声帯閉鎖させる=脱力を身につける
  • 舌根をほぐす
  • 上方向への響きが身につく

というような効果があります。

この「ネイ」「ヤイ」トレーニングは鳴りの強い発声をコントロールするのに咲いてな練習方法です。

 

では書いていきたいと思います。

 

「ネイ」「ヤイ」トレーニングとはどういう練習?

「ネイ」トレーニング

その名の通り「ネイ」の発音で発声するトレーニングです。

 

この発音をすることにより舌がしっかりと動きます

舌の動きが「ネ」で前に出て「イ」で奥に引っ込むような動きになります。

 

この動きが舌根をしっかりとほぐしてくれるのです。舌根をほぐすことで余計な力が入りにくくなります。

つまり舌根をほぐすことが脱力につながるということです。

ココがポイント

「ネ」も「イ」も声帯をしっかりと鳴らしやすい発音です。

つまり声帯が閉鎖しやすい発音ということです。この二つの発音を連続的に繰り返すことで舌根をほぐしながら閉鎖的な発音のトレーニングができるということです。

 

また、「ネイ」の発音は上方向へ響きを集めやすいです。(というより下方向へ響かせにくい。)

特に閉鎖的な高音の発声は金属的になりがちです。

 

この時、あまり鋭い発声にしないためにも上方向への響き(鼻腔や軟口蓋)が重要になってきます。そういう点でもこの「ネイ」の発音はいいですね。

 

ポイント

「ネイ」の発音は舌根をほぐすことで脱力を促し、声帯の鳴りの強い高音発声を練習しやすい

 

「ヤイ」トレーニング

その名の通り「ヤイ」の発音で発声するトレーニングです。

 

「ヤイ」も「ネイ」と同じような理屈で舌根をほぐしてくれるので、脱力の効果があります。

舌が動くので舌根をほぐしながら高い声の練習ができるのです。

また、「ヤイ」の発音はアゴも動きやすいので、アゴをほぐしてくれる効果もあります。

 

ココがポイント

「ヤイ」は「ネイ」と比べると口を縦に開かなくては発音しにくい発音です。特に「ヤ」の発音ですね。

ただ、「ヤ」の発音も声帯が鳴りやすい発音なので閉鎖的な声で口を開けるトレーニング効果が「ネイ」よりも高いです。

 

「ヤ」の発音は「ア」の母音なので基本的には喉を開く力が強いです。その喉を開く力が強い状態で閉鎖的な声帯の動きのアプローチをかけることで、鳴りの強い声をコントロールできるようになるのですね。

 

ポイント

「ヤイ」の発音は舌根をほぐすことで脱力を促し、声帯の鳴りの強い高音発声を練習しやすい。「ネイ」に比べると口の開きが縦方向へ開くので、開くという動きに対しての声帯の閉鎖的な動きのアプローチになる

 

ここで舌根をほぐすと高音域が出しやすくなる理屈について解説していきます。

 

まず舌根はどういう時に硬くなる?

そもそも舌根をほぐすといっても四六時中舌根が硬い人なんてなかなかいないでしょう。

 

もちろん舌根の動きが柔軟でなければ、話している言葉の出しやすさみたいなものにも関わってきますし、滑舌にも関わります。

ですが、歌において舌根が固くなりやすい場面は決まっています。

 

それは

「高音を出すとき」

です。

 

そして舌根の硬さは高音発声の邪魔をして、自由な高音の動きを阻害してしまいます。

 

ここでのポイント

舌根は高音発声時に硬くなりやすい。つまり舌根をほぐすことが高音発声につながる。 舌根をほぐすことで「高音域を出しやすくなる」ということになる。

 

舌根も当然関係している、「歌うときに喉が締まってしまう原因」というものについては別記事にまとめています。興味のある方はぜひ読んでみてください。

歌うとき喉が締まってしまう原因は?|声量と高音

今回は喉が締まる理由について詳しく書いていきたいと思います。 歌において喉が締まる状態になってしまう人は多いのではないでしょうか? 特に高音発声は喉が締まるという方も多いと思います。   そ ...

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舌根が硬いとはどういう状態なのか?

舌根が硬い状態を確認しよう

試しに鏡の前で口の中を見ながら「あーーー」といってみましょう。

結構大きな口を開けてしっかりと口の中が見える状態にしましょう。

今の状態だと、喉ちんこまでしっかりと見えて喉の空間が見えるはずです。見えない人はもう舌根が硬いかもです。

この状態のまま高音にどんどん上げていきましょう。さぁ口の中の空間はどうなったでしょうか?

 

 

高音域が苦手な人は舌の奥がどんどんせり上がって、舌で喉の奥が塞がれてしまったのではないでしょうか?

 

これが舌根が固まってしまっている状態です。この状態になると喉が締まってしまい、高音域が出しにくくなります。(ただ、この状態で出せる人もいます。)

自由な発音や自由なピッチの移動も難しくなってしまうのです。

 

これは舌根の力を借りて高音を出そうとしているからこういう状態になるのです。

 

ここでのポイント

高音域で舌根が固まるのは舌根の力を借りて高音を出そうとするから

 

舌根と声帯の動きを切り離すことが重要

ココがポイント

高音域が出しやすくなると書きましたが、

舌根をほぐす→高音が出る ではないということを理解しなければいけません。

舌根をほぐせば、高音域が出せるのではなく、舌根の力を使わないくらい声帯の閉鎖をコントロールできるようになるから楽に高音が出せるのです。舌根の手助けがいらなくなるということ。

 

つまり高音が苦手な舌根が硬くなる人が舌根に意識を集中して高音を出そうとしても、高音にすらならないということになるでしょう。やはり声帯は締めなければ音域は上がらないのです。

 

しかし、声帯のみを使って声帯を締める部分を訓練したいのに舌根が嫌でもついてきます。嫌でも上がってきます。嫌でも助けてくれます。その結果、不自由な苦しい高音になります。

 

この舌根と声帯の動きを切り離す作業が舌根をほぐすということです。

 

ココがポイント

舌根のサポートを受けずに高音をトレーニングしていくと、声帯をコントロールする筋肉にアプローチしやすいと言うことです。

舌根をほぐす→声帯と舌根の関係をなるべく切り離す→声帯だけの力が必要→声帯のコントロール能力が鍛えられる→高音が出せるようになる

 

ということです。

 

当然高音に限らず、どんな音域でも舌根は楽な状態の方がいい声が出ます(喉の空間が広くあるから)ので、高音以外でも同様のことが言えます。

 

つまりこの点で「ネイ」「ヤイ」トレーニングは有効というわけです。

 

閉鎖系のミックスボイスの練習に最適

閉鎖系のミックスボイスの練習に最適です。閉鎖系のミックスボイスとはつまり声帯の鳴りが強いミックスボイスということです。

 

この「ネイ」「ヤイ」トレーニングを活用して練習することができます。

詳しい練習方法は長くなってしまいますので、こちらの記事にまとめております。気になる人は読んでみてください。

【閉鎖系ミックスボイス】の出し方・練習方法|鳴りの強い声や金属的なミックスボイスについて

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「ネイ」「ヤイ」トレーニングの効果のまとめ

「ネイ」「ヤイ」トレーニングの効果

舌根を柔らかくする

喉の力みを取る

鳴りの強い声・閉鎖的な声を力みなく出しやすくなる

閉鎖系のミックスボイスを習得しやすい

上方向への響きが身につきやすい

 

多くの効果があるオススメの練習方法です。

 

トレーニング法

ピアノに合わせて音階をたどっていくのが一番いい練習法ですね。

 

「ドレミファソファミレド」

 

に合わせて

 

「ネイネイネイネイネイネイネイネイネイ」

「ヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイ」

 

みたいな感じです。

音階は半音づつ上げていったり、下げていったりしながら自分で調整してください。

 

ココに注意

「ネイ」と「ヤイ」で注意しなければいけないのがしっかりと「ネイ」と「ヤイ」の発音をすることです。曖昧に発音していては効果は半減してしまいます。

また、舌の動きをしっかりと意識して普段よりも若干オーバーに舌を動かしましょう

舌根をほぐすための「ネイ」「ヤイ」の発音ですからね。

 

 

まとめ

「ネイ」「ヤイ」トレーニングは高い音域での強い発声練習や閉鎖的な鳴りの声の練習に効果的です。

 

個人的に「ヤイ」をすると気持ちいいですね。ストレス発散になるような気がします。(人によるでしょうが)

力強いミックスボイスが手に入れたい方はぜひこの練習法を試してみてください。

 

ボイストレーニングに必要な【おすすめグッズ】

呼吸・横隔膜を鍛える『POWER breath パワーブリーズ』

こちらのグッズは呼吸、特に横隔膜にかなりの負荷を与えてくれます。

スポーツにも使われるグッズです。

普通のボイストレーニングでは実現できない負荷があるので、呼吸を鍛えるのにはぜひお勧めできる最強グッズです。

 

種類によって超重負荷・重負荷・標準負荷・中負荷・低負荷とありますのでお好みで選んでください。

歌は「息」で決まります。↓

 

 

Be−Vo[ビーボ]

発声練習を手助けしてくれるボイトレグッズです。よく割り箸をくわえてトレーニングするとか言いますが、商品だけあって割り箸より100倍いいです。割り箸は箸ですもんね。

 

使い方やトレーニング方法も記載されているので自分でトレーニングすることができます。

使い方も豊富で値段も安いので、『声を良くしたい・滑舌を良くしたい・表情筋を鍛えたい』という方にはピッタリのアイテムです。↓

同じような商品です。Be−Voとあまり変わりませんが、こちらはケース付きです。

個人的にはBe−Voがオススメですが、まぁお好みで。↓

 

肺活量グッズ

『パワーブリーズ』以外にも肺活量・呼吸を鍛えるグッズはあります。

パワーブリーズは最強グッズなのですが、お値段がそこそこしますので、「そこまで本気じゃないんだよなぁ」という方もいるはずです。

 

「でも声はよくしたいから、安くて鍛えられる商品が欲しい」という方にオススメです↓

 

 

BeQu 鼻筋セレブ ノーズアップピン

こちらはボイトレグッズではなく、本来は美容グッズです。

鼻筋を綺麗にするという『amazonベストセラーの大人気美容グッズ』なのですが、実はこれがボイストレーニングに使えます。

 

というのも装着中はほとんど鼻をつまんでいる状態になります。この状態で声を出したり、ボイストレーニングすることで「逆ハミング練習」ができるのです。歌には必須の鼻腔共鳴を鍛えることができます。

いいトレーニングだけに道具があると楽ですね。

『逆ハミング練習』についてはこちら

 

まぁ、自分の手で鼻をつまめばできるんですけどね。そんなこと言ってしまうと、パワーブリーズだって手でできますし、Be−Voだって指を噛めばできます。

便利ゆえに道具を使うのです。

 

とりあえず、鼻腔共鳴+鼻筋綺麗一石二鳥です。

本来は美容グッズですが、ボイトレにも活用できるのがいいんです。

ボイトレしながらイケメンや美女になりたい方にオススメです↓

 

もちろんただの鼻栓でもいいんですよ↓

でも、どうせなら少しでも『付加価値』があった方がいいじゃないですか。

 

ボイストレーニング本

ボイストレーニング本で声について詳しく学ぶことやトレーニング方法について詳しく学ぶことは歌がうまくなる近道です。

本に書いてあることを学び・実行していけば、100%歌が上手くなるとは言い切れないですが、間違いなくプラスになるでしょう↓

 

オススメのボイトレ本ランキングはこちら

 

一人deカラオケDX 防音マイク・BELTBOX

こちらはボーカリストのための防音グッズですね。

なかなか大きな声を出せない環境や近所に迷惑をかけられない環境にいる方も多いのではないでしょうか。

練習したくても声量が気になってできないという時にオススメのグッズです↓

 






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