歌声解説 男性シンガー

米津玄師の声や歌い方についての分析

投稿日:2018年2月8日 更新日:

今回は米津玄師さんの歌声について書いていきたいと思います。米津玄師さんと言えば、絶大な人気を誇るミュージシャンですよね。

その独特の楽曲と世界観、そして歌声で多くの人を魅了しています。あの優しいイケボに魅了されている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな米津玄師さんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声の音域は低めで声帯閉鎖が強めの声質

地声や話し声の音域は低めの音域ですね。音域的に低めの声帯を持っているように感じます。歌声とは違いなかなかの低音ボイスですよね。

響きは下方向への響きが強いです。咽頭や胸の方への共鳴ですね。かなり下方向に響かせるタイプです(話し声は)。鼻腔や軟口蓋の空間も広いような印象があるので、結構響く声です。

また、声質は声帯閉鎖が強めで息が流れるタイプというよりは、声帯を鳴らすタイプという感じです。重たいエッジボイスと言いましょうか、ゴロゴロした倍音の鳴る話し声ですね。

持っている声帯

低めの音域・鳴り系の声質

歌声は柔らかい鳴りと息のバランスのとれた発声

歌声は3種類の声区を使っています。

主な声区

  • 地声
  • ミックスボイス
  • ファルセット

の3種類です。

地声

低中音域は地声を使っています。声質は息の流れと声帯の鳴りのバランスがいい発声ですね。どちらかと言えば若干声帯の閉鎖による鳴りの倍音が強い印象ですが、軽やかでバランスのいい発声と言えそうです。

話し声と大きく違うのは、共鳴がをあまり深い位置でとらないことです。つまり咽頭共鳴をあまり作らずに、鼻腔や軟口蓋中心の響きになることです。(もちろん、フレーズによる)

地声

ミックスボイス

中高音域はミックスボイスを使っています。

地声系の発声と比べると声帯の鳴りが強くなり、ガラッとした鳴りのある声質です。また、ミックスボイスを使うときは響きが鼻腔と軟口蓋により集まり浅めの明るい響き(口を横に開いているような音色)になることが多いです。

やや閉鎖的な鳴りのあるミックスボイスですが、柔らかい印象も作り出しています。

ミックスボイス

後半サビ部分からミックスボイス中心

ファルセット

高音域はファルセットを使うこともありますね。綺麗なファルセットで高音域をするりと抜くようなフレーズで使われることが多いです。

ファルセット

歌声

バランスのいい地声域・ミックスボイス・綺麗なファルセット

どういう歌い方か

共鳴や音色

口が大きく言葉の発音も明瞭でやや明るめの浅めの響きを取ることが特徴です。共鳴は軟口蓋への響きを中心です。上アゴを意識したように歌うと似るかもしれません。

ビブラート

ビブラートは語尾などで綺麗にかけたりしていますね。

フレージング・歌い回し・歌唱力

息と言葉のアクセントが綺麗に重なっているので、言葉が軽やかに出てきますね。速いフレーズもスラスラと歌っています。声のアタック(最初・出発点)のピッチ感や発音が綺麗で、あまりしゃくりなどは使わずにまっすぐに軽やかに歌います。

どういう練習をすれば米津玄師さんのように歌えるか

米津玄師さんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。そのぶん多くの練習や訓練が必要になってきます。

ですが、要点を絞ることで歌声に近づくための近道になります。

米津玄師さんのように歌うポイント

ポイント

柔らかい閉鎖系のミックスボイスを身につける

息の流れる軽やかな発声を身につける

声のアタックを強化する

これが重要ですね。では練習法を書いていきたいと思います。

薄い閉鎖系のミックスボイスを身につけるには

薄い閉鎖系のミックスボイスはバランスが重要ですね。

まずミックスボイスを身につけるにはリップロールがオススメです。リップロールというのは柔らかいミックスボイスや綺麗なミックスボイスを身につけるのに最適です。澄んだ声質のミックスボイスを身につけやすい練習がリップロールです。また、ミックスボイスの導入に、とても向いている練習です。

鳴りのあるミックスボイスを手に入れるには「ネイ」「ヤイ」トレーニングが最適です。「ネイ」「ヤイ」トレーニングは閉鎖の強いミックスボイスの練習になります。

舌根をほぐしながら、声帯の締めていいところだけ締めるトレーニングになります。ただし、米津玄師さんの歌声は閉鎖感の具合が強くはないのでそこは練習でバランスを取る必要がありますね。

息の流れる軽やかな発声を身につける

息が綺麗に流れる発声は歌声の軽やかさや柔らかさを生み出します。息が綺麗に流れる発声を身につけるには息と声との連動が大切です。

息と声の連動のトレーニングはドッグブレス「スー」「ズー」トレーニングが最適です。息系のトレーニングは日々の声の通りにも活きてくるのでやって損なしのトレーニングです。

声のアタックを強化する

声のアタックは声の出だしのスピードやピッチ感です。特に米津玄師さんのような字数の多いフレーズは音の輪郭がぼやけてしまうので、声のアタックが重要です。

声のアタックを強化するには「ク」トレーニングが最適です。

まとめ

持っている声帯

低めの音域・鳴り系の声質

歌声

バランスのいい地声域・ミックスボイス・綺麗なファルセット

米津玄師さんのように歌うポイント

ポイント

柔らかい閉鎖系のミックスボイスを身につける

息の流れる軽やかな発声を身につける

声のアタックを強化する

が重要です。まずはここをしっかりと練習してから、ほかの練習に取り組みましょう。

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