ジャスティンビーバーの声や歌い方についての分析

今回はジャスティンビーバーさんの歌声・歌い方についての分析です。

話し声の特徴

話し声の音域は普通くらいの音域。

音域的には高くも低くない「普通」くらいの声帯を持っているという感じです。

 

声質はバランスのいい「鳴りやすい」タイプの声質。

息もしっかりと流れますし、声帯もしっかりと鳴るバランスのいい声質と言えるでしょう。

カリッとしたエッジボイスのような鳴りが多く含まれる声質です（＊声質と言うか、英語圏の人はほとんどこういう声帯の使い方をします）。

歌声の特徴【発声方法】

チェストボイス（地声）

低中音域は地声（チェストボイス）。

息の流れに乗せて声帯を軽やかに鳴らすような息主体の発声をメインに使っています。

多くの息の倍音を含み、澄んだ心地よい発声を作り出しています。

 

基本的にはこの地声域を使ってある程度の音域帯まで発声してそれ以降はファルセットに切り替えるというスタイルです。

 

 

ミドルレンジ（地声）

地声の中高音発声。

地声をそのまま息の圧力で押し上げたような英語圏に多い柔軟な発声です。

 

ファルセット（裏声）

高音域は裏声（ファルセット）。

このファルセットが非常に綺麗なのもジャスティンビーバーさんの特徴です。

高音域で自在に使いこなし切り替えも非常に美しいです。

 

歌い方

共鳴や音色

歌声の共鳴は鼻腔や口腔などの上方向主体の響きの作り方です。逆に下方向への響きを作ることは少ないです。

 

ビブラート

ビブラートはあまりかけないタイプですが、自然にかかっているフレーズもあります。

 

フレージング・歌い回し

基本的にはベーシックなコンテンポラリーR＆Bの歌い方というタイプですね。細かいピッチの動きやリズミカルなフレージングが多いタイプです。

 

ピッチ感やリズム感が非常にいいので、歌声全体に美しさや上品さがあります。