今回はジョン・レノンさんの歌声について書いていきたいと思います。
ジョン・レノンさんと言えば、世界中で知らない人はいないであろうミュージシャンですね。
またビートルズのギター兼ボーカルとして、世界中の音楽に影響を与えた存在です。
現代の音楽の礎を作っている存在と言っても過言ではないでしょう。
どういう声質・声の出し方か
地声・話し声の音域は低く、声帯閉鎖の強い声質
地声や話し声の音域は低めの音域です。
音域的に低めの音域帯の声帯を持っていると言えるでしょう。
声質は声帯の鳴りが強い声質です。
息の流れよりも声帯の鳴りが先行するような声質で、ジリジリ・ビリビリした声帯の鳴りのある声質です。
咽頭共鳴(下方向への響き)が強い共鳴を持っています。
歌声は鳴りの強い発声
チェストボイス低中音域は地声。
息が多い澄んだ音色の声質から鳴り系の声質まで使っています。
楽曲によって変化させています。話し声とは違い、上方向(鼻腔や軟口蓋)へ声を当てて柔らかく澄んだ音色を作ることが多いでです。
地声
ミドルレンジ
中高音域(≒ミックスボイス)。
声帯を強く鳴らすようにして中高音域を発発声しています。
声帯をしっかりと閉鎖させる強い鳴りのミックスボイスです。
中高音
このフレーズは少し割れ感がありますね。
ファルセット
高音域はファルセット(裏声)。
あまりファルセットらしいファルセットを使うことは少ないですね。
しっかりと芯があり、ミックスボイスを薄めたような発声でファルセットっぽく聴かせるような発声が多いです。
ファルセット
デモ音源なのでかすれていますが、貴重なので。
どういう歌い方か
共鳴や音色
鼻腔や軟口蓋など上方向中心の音色作りです。
ビブラート
ビブラートはあまり効かせずにまっすぐ歌うタイプですね。
フレージング・歌い回し・歌唱力
歌い方自体大きな特徴はないのですが、割とフレーズを短く切るような歌い方が多いように思います。(そういう楽曲を作っている)声の個性と楽曲の個性で世界中を魅了しているという感じです。
どういう練習をすればジョン・レノンさんのように歌えるか
ジョンレノンさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。
その分多くの練習や訓練が必要です。
しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。
ジョンレノンさんのように歌うポイント
ポイント
鳴りの強いミックスボイスを身につける
これが重要です。
では練習方法を書いていきたいと思います。
鳴りの強いミックスボイスを身につけるには
鳴りの強いミックスボイスを身につけるには「ネイ」「ヤイ」トレーニングが最適です。
このトレーニングは鳴りの強い声で余計な力を抜きながら高音域をトレーニングすることができます。
また声帯のコントロールが重要になってきます。
声帯のコントロールを練習するにはエッジボイスの練習が最適です。
なにより英語というのはエッジボイスの延長線上で話します。(特にアメリカの方がその傾向は強いです。ジョンレノンはイギリスなのでそこまでないですが。まぁ重要なことに変わりありません。)
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