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歌声解説 男性シンガー

Oasis リアム・ギャラガーの声や歌い方についての分析

投稿日:2019年6月24日 更新日:

今回はオアシス(Oasis)のボーカル リアム・ギャラガーさんの歌声・歌い方についての分析です。

話し声の特徴

話し声の音域は普通くらいの音域

長く活躍しているので年代によって若干の変化がありますが、相対的に「普通」くらいの声帯を持っているという印象です。

 

話し声の声質は『鳴りやすい』タイプの声質

声帯がくっきりと鳴りやすいタイプで、ジリジリ・ビリビリとした鳴りの成分がしっかりと含まれる声質を持っていると言えるでしょう。

持っている声帯

普通の音域・鳴りやすい声質

歌声の特徴【発声方法】

チェストボイス(地声)

低中音域は地声(チェストボイス)。

声帯がしっかりと鳴る鳴り系の声質をメインに使っています。

鳴り系とは言っても、声帯の鳴りの上で息を綺麗に流しているような柔らかい鳴りの声質です。なのでエッジ感は少ないですね。

 

ミドルレンジ(地声)

地声の中高音発声。

柔らかくもしっかりとした鳴りの発声をそのまま強めたような発声で、ジリジリ・チリチリとした芯のある鳴りがあります。フレーズによってはガツンとロックにやや「がなる」ように鳴らしたりもしていますね。

こちらもフレーズによるのですが、共鳴は比較的フラットです。上下に偏りなく歌うことで素朴な印象を生み出しているように感じます。

 

 

ファルセット(裏声)

高音域は裏声(ファルセット)。

使用頻度はあまり多くないのですが、時々するりと抜けるようなファルセットを使っています。

歌い方

共鳴や音色

先ほども書いたのですが、比較的フラットな共鳴や声の当て方をすることで「歌い過ぎていない素朴な印象」「ロックな印象」を作り出しているように感じます。

 

もちろん共鳴はしているのですが、意識的な共鳴よりも話しているような自然なニュアンスのまま歌うことで、素朴な印象を生み出しています。

 

ビブラート

ビブラートはほとんどかけることなく、まっすぐに歌うロックスタイルです。

 

フレージング・歌い回し

  • シンプルかつ素朴な歌い回し

というタイプでしょう。

ロックバンドらしいシンプルでまっすぐな歌い回しが特徴と言えるでしょう。

こういう一見シンプルかつ素朴な歌い方も突き詰めると簡単なようで逆に難しかったりするのですよね。

オアシスに影響されているバンドは日本にも溢れかえっているのではないでしょうか。それくらい誰からも愛される歌い方ですね。

どういう練習をすればリアム・ギャラガーさんのように歌えるか

リアム・ギャラガーさんのように歌うポイント

ポイント

柔らかい鳴り系の発声をコントロールする

これが重要でしょう。

柔らかい鳴り系の発声をコントロールする

リアム・ギャラガーさんのように歌うには柔らかい鳴り系の発声を身につけていく必要があります。

ただ、話し声からしっかりと鳴るタイプなのでご本人は自分の声帯を活かしているという感じでしょう。

 

とにかく練習は鳴りを主体としてそこに息を綺麗に流すことで暖かい鳴り系の声を作るようなイメージです。

鳴り系の声は声帯のコントロールが重要です。

声帯のコントロールを鍛えるにはエッジボイスのトレーニングがいいでしょう。

ただ、リアム・ギャラガーさんはエッジボイス自体はそこまで歌の中で使っていないので、コントロールの練習としてトレーニングしていきましょう。

 

また、声帯の鳴りをある程度コントールできるようになってきたらそこから、リップロールの練習で息の流れを連動させましょう。

リップロールは声帯の鳴りを柔らかくする効果もありますし、息を連動させる効果もあります。

 

歌い方もシンプルにすることが重要ですが、シンプルにすればするほどにピッチ感が重要となってきます。

そこがいかに合っているかで音楽的な心地よさが変わってきます。

テクニック的なものをそぎ落としていくと、歌の上手さはそこに集約していきます。

 

 

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