今回はTHE ALFEEの桜井賢さんの歌声・歌い方についての分析です。
話し声の特徴
地声・話し声の音域は普通の音域。
音域的に普通くらいの声帯を持っているだろうと考えられます。
話し声の声質は『鳴りやすい』タイプの声質。
声帯がしっかりと鳴り、ジリジリ・ビリビリした成分を含みやすい芯のある声質を持っていると言えるでしょう。
持っている声帯
普通の音域・鳴りやすい声質
歌声の特徴【発声方法】
チェストボイス(地声)低中音域は地声(チェストボイス)。
基本的にはバランスよく声帯がしっかりと鳴る鳴り系の発声を使うことが多いですね。とは言っても息の流れもしっかりとあります。
話し声をそのまま活かしているような喉の空間が広さや太さを感じる音色です。
低中音域
後半はミドル域も使っています。
ミドルレンジ(地声)
地声の中高音発声。かなりの高音域まで出せるのが魅力ですね。
こちらもバランスのいい発声。
太い響きを維持したまま綺麗に芯を保ちつつ高音域まで登っていきます。高音域に行っても咽頭共鳴(下方向への響き)を作ったままなので太い深い響きの高音が出せるのですね(もともと喉の広さもある)。
咽頭共鳴を深く保ったまま、口腔や鼻腔にも響かせています。声帯も締めすぎずに必要なところだけを使って綺麗に鳴らしていますね。
ファルセット(裏声)
高音域は裏声(ファルセット)。
基本的には使われない発声です。高見沢さんに地声の高音を鍛えられて地声の高音は出せるようになったが裏声が出せなくなったというお話もありますね。ただ、古い楽曲に聴ける曲が数曲あります。
裏声
桜井さんの貴重な裏声(*0:39〜)↓
歌い方
共鳴や音色
何度も言っていますが、ある程度の太さを保った音色が特徴的ですね。喉の空間や咽頭共鳴(下方向への共鳴)を保った音色です。
この共鳴を保ちつつ上下に広がりのあるような音色を作るのが特徴です。
ただし、もともと太い喉を持っているということも大きいでしょう。
ビブラート
そこまでビブラートをかけるタイプではないですが、曲によってはかけたりもしています。
フレージング・歌い回し
基本的なフレージングは大きな癖はなく、まっすぐなスタイルでしょう。ストレートに歌う歌い回しと言えるでしょう。
ピッチ感が非常によく素晴らしい歌唱力ですね。
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