今回はそんなコブクロの小渕健太郎さんの歌声や歌い方についての分析です。
話し声の特徴
地声や話し声はやや高めの音域。
音域的にはやや高めくらいの声帯を持っているという印象です。
声質は息が流れやすい声質です。声帯の鳴りもそれなりにあるのですが、それよりも息の流れが先行するような息主体の声質です。時にカラッとした声帯のエッジ感もありますね。
持っている声帯
やや高めの音域・息が流れやすい声質
歌声の特徴【発声方法】
チェストボイス(地声)低中音域は地声(チェストボイス)。
息の流れと声帯の鳴りのバランスのいい発声です。息が流れる発声の中にエッジ感・声帯の鳴りがカラッと鳴るのが特徴です。美しく心地よい歌声です。
ミドルレンジ(地声)
地声の中高音発声。
しっかりと強く鳴らす中高音発声です。「カラカラ」「ガリガリ」したような声帯の鳴りの成分が強くなり、独特な音色になっていますね。
ハモり↓
ファルセット(裏声)
高音域は裏声(ファルセット)。
非常に綺麗なファルセットで息の成分も多く芯をしっかりと持ったファルセットです。自在に使いこなしていますね。
0:14〜↓
サビのコーラス↓
歌い方
共鳴や音色
鼻腔や口腔などの上方向中心の響き。
ハモリの低音域で下方向へ響かせたりと、上下に綺麗にコントロールしています。
ビブラート
ビブラートも綺麗にコントロールしており、黒田さんのビブラートとなるべく幅を合わせるように歌っているのがわかりますね。
フレージング・歌い回し
非常に表現豊かです。
言葉をしっかりと発音し、かつ綺麗に聞こえるように丁寧に歌っています。
感情を乗せた歌い方も魅力的ですね。
どういう練習をすれば小渕健太郎さんのように歌えるか
小渕健太郎さんのように歌うポイントは
ポイント
エッジ感のある発声を身につける
これが重要でしょう。
エッジ感のある発声を身につける
小渕さんのように歌うには
- エッジ感のある鳴り
が重要でしょう。
エッジボイスに息を通すニュアンス、息の流れの中にエッジボイスを織り交ぜるニュアンス、どちらにしても鳴りのコントロールが重要になってくるでしょう。
鳴りのトレーニング
エッジボイスは表現力の幅を広げたり、声帯を自由にコントロールするトレーニングになります。
また鳴りのトレーニングは「ネイ」「ヤイ」トレーニングが最適です。
このトレーニングは鳴りの強い発声の脱力を促します。高音の開発にも役立つと考えられます。
-
コブクロ 黒田俊介の声や歌い方についての分析
続きを見る
その他シンガーの歌声解説はこちら