ボイストレーニング

ドッグブレスで横隔膜の柔軟性を鍛えて息と声を連動させる

投稿日:2017年11月5日 更新日:

今回は『ドッグブレス』というボイストレーニングについての内容です。

このトレーニングは歌において主に

  • 横隔膜を鍛える
  • ブレスコントロールを良くする
  • 息と声帯を連動させ発声の質を良くする
  • 声の出だし(アタック)を綺麗にする

といった効果が期待できます。

『ドッグブレス』とは

ドッグブレス(ドギーブレス)とはその名の通り「犬の息」のまねをするトレーニングです。

犬の呼吸のように息「ハッハッハッハ」とさせるトレーニング方法で、歌に限らずビジネス・スポーツなどにおいてもよく利用されるトレーニングです。

 

ドッグブレスは

  1. 単純に息だけで「ハッハッハッ」と連続で発すること
  2. もしくはそれに合わせて声も出しながら「ハッハッハッ」と発声すること

という2つの方法が考えられます。

息だけでトレーニングしてもいいですし、声と一緒にトレーニングしてもいいですが、基本的に声を出しながらやった方が歌に直接的に活かせるでしょう。

 

トレーニングイメージ(*再生位置)↓

最初のうちはここまでのスピードではなく、ゆっくりで大丈夫でしょう。

慣れたらだんだん早くしていきましょう(*早ければいいというものではない)。

ドッグブレスの効果

ドッグブレスの効果

ドッグブレスの効果は以下のようなものが考えられます。

  1. 横隔膜を鍛える
  2. 息がしっかりと吐けるようになる・ブレスが上手くなる
  3. 息と声帯を連動させる
  4. 音の出だしのピッチが良くなる

などなど効果は様々です。

①横隔膜を鍛える・息のコントロール

ドッグブレスは横隔膜がしっかり上下するので、横隔膜の動きを鍛えるのにはもってこいです。

横隔膜を鍛えるとは横隔膜の上下する力を鍛えて肺活量をつけることはもちろん、その上下の柔軟性を鍛えることにもなります。

横隔膜の動き

横隔膜がしっかりと動くということは、しっかりと息を吸える・吐けるようになるということです。

息がしっかりと吐けるようになるということは通る声になる、声量がつく、など色々なメリットに繋がります。

②息を吸う力・吐く力が強くなる=ブレスが上手くなる

息を「吐く力」も重要なのですが、このドッグブレスでは「吸う力」もつきます。つまり、ブレスがうまくなる。

息を吐くためには必ず「吸う」という準備の作業が必要ですから、両方は繋がっていると言えます。ブレスが上手くなると、歌のあらゆる面で活かせるので鍛えておいて損なしですね。

③息と声帯を連動させる

『息と声帯を連動させる』というのは

  • 声帯が息の力を活かせるようにする
  • 息にしっかりと声を乗せられるようになる

ということです。

 

例えば、どれだけ息の能力に長けていようとも声帯がその息を活かす能力がなければ『声』として良いものにはなりません。

つまり、歌における息のトレーニングは『息』と『声帯』の両輪で考えなければいけないのですね。

 

そしてドッグブレスは息にアクセントをつけながら声を出すので自然とこの二つをつなげるトレーニングになるということです。

「息が声帯を活かし、声帯が息を活かしている」というポイントが歌において非常に大事なものです。

④音の出だしのピッチが良くなる

ドッグブレスは「ハッ♪」と音の出だしだけを切り取ったような発声になります。

つまり、このトレーニングを音階などに合わせてやっているとだんだん声の出だし(アタック)のピッチが良くなっていきます。

 

声の出だしのピッチは歌の質を高めるために大事なポイントの一つです。これを鍛えられるという点でもドッグブレスはいい練習ですね。

ドッグブレスのやり方・練習方法

ドッグブレスの具体的やり方

  • 口を「ハ」の形に開けます
  • 連続的に「ハッハッハッハ」と声に出して発声する
  • 最初は同じ音を連続でする練習
  • 次は音階をつけて「ドミソミド」などに対して「ハッハッハッハッ」などの音階練習
  • 『ヒ・フ・ヘ・ホ』など母音に変化をつけてやってみる

 

ピアノの音階などつけずにただひたすらにやってもいいのですが、ピアノの音階と合わせることでピッチ感などのトレーニングもできるのでそちらの方がトータルでお得かと思います。

練習音源

音源に困っている方は、『ドッグブレス練習用音源ページ』を活用してみてください。

 

注意点

トレーニング中はなるべくお腹と声の連動に意識を集中しましょう。連続で発声していると、お腹がしっかりと動くのが実感できると思います。しかし、そんなに動かない場合は過度にお腹だけを動かそうとしなくていいでしょう。お腹を動かすことだけが目的ではないので。

 

また、意識的に息をしっかりと吐くようにしましょう。限界の強さで力一杯に息を吐くまでしなくてもいいのですが、ある程度の強さで息を吐くことで負荷をしっかりと与えます。

 

練習量

効果的な量や回数は人それぞれ違うでしょうから何とも言えませんが、大事なのは短い時間でもなるべく毎日コツコツとやることでしょう。

 

息のトレーニングは急激に効果が出るようなものではなく、じわじわと能力が上がっていくようなものなので地道な継続が必要です。

1週間に1時間やるよりも1日5分を毎日積み上げるほうが効果的だと思われます(*成長の仕方は個人差があるので一概には言えませんが)。

まとめ

ドッグブレスは

  1. 横隔膜を鍛える
  2. 息がしっかりと吐けるようになる・ブレスが上手くなる
  3. 息と声帯を連動させる
  4. 音の出だしのピッチが良くなる

など声や歌を向上させるための色々な面で役に立つと考えられます。

コツコツとした継続が必要なので、歌う前などのウォーミングアップとして取り入れるのもありかもしれませんね。

 

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