声や歌について

魅力的な歌声になるために重要なのは「倍音」

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今回は『魅力的な歌声』ついて書いていきたいと思います。

ここでの『歌声』とはその声そのもののことで魅力的な『歌い方・技術』についての内容ではないです。

あくまで歌声そのものに焦点を絞った「魅力的な歌声に必要なものは?」という内容です。

魅力的な歌声における「魅力」とは?

この「魅力的」とは非常に漠然としている言葉で、何を持って魅力的とするかは人によって異なります。

結局のところ万人が魅力的に感じるという項目はほぼないと言ってもいいのかもしれません。

しかし、

ある項目は万人に共通するとまでは言いませんがそれに近いものがあります。

それが「倍音」です。

歌声の魅力度は「倍音(の量や質)が主役」と考えていいでしょう。

これが今回の内容の結論です。

歌声における「魅力」と「好み」は違う

まず最初に『魅力的』『好み』は違うということから入らなければいけません。

もちろん本来「魅力」と「好み」は同じような意味ではありますが、ここでは少し使い分けてみましょう。

ここでの歌声の魅力とは「本能が感じる魅力」とします。歌声の好みは「個々が感じる魅力」です。

例えば

人の顔は左右対称であればあるほど魅力的に感じるという研究がありますね。

これは本能が感じる『魅力』のお話ですね。

ただ、一重まぶたの人が好きとか二重まぶたの人が好き、鼻が大きい人が好きとか鼻が小さい人が好き、というのは『個々の違いによる好み』のお話ですね。

つまりすごく左右対称な二重まぶたの人でも、一重まぶたが好きな人にとっては「好みではない」ということになります。

でもこの二重まぶたの人は左右対称性が高いので二重まぶた好きの人にはものすごく支持されますね。

音楽もこれと同じようなものです。

高い声が好きな人にとっては低い声の歌声は好きでないことの方が多いでしょう。この低い声の人がいくら良い発声であったとしても、です。

でもこの低い声が好きな人には圧倒的に支持されるでしょう。良い発声なのですから。

このように「本能が感じる魅力」「個々の違いによる好み」は分けて考えると、歌における大抵のことは「個々の違いによる好み」つまり『好み』に分類されると考えられます。

「好み」と考えられる魅力

「好み」と考えられる魅力は多く考えられます。

「好み」と考えられる魅力

高い声が出せる

低い声が出せる

強い高音域が出せる

声がかっこいい・爽やか・可愛い・セクシー

などなど、、、無数に考えられるのですが、これらは結局「好み」ですよね。

これらは音楽的な発声における魅力度=良し悪しではなく、ただの個々の好き嫌いです。

しかし、「好み」の声のジャンルであればなんでもいいのかというとそうでもないはずです。

例えば

高い声が好きな人は高い声が出せればなんでもいいのか、可愛い声が好きな人は可愛い声が出せればなんでもいいのかと言われるとそういうわけではないはずです。高い声が好きな人は高い声を出せる人という枠の中での良し悪しがあるはずです。

このように「好み」の焦点を絞るとそこから先は本質的な良し悪しの問題に入ります。

この本質的な良し悪しこそが本能が感じる魅力」ですね。

これが『声の倍音成分の量』だと考えれられます。

声の魅力は倍音成分が作る

人が魅力的に感じる声というのは倍音成分が多く含まれていることがわかっています。

例えば

大物芸能人や大物司会者など世の中で有名な人は声に含まれる倍音成分が非常に多いですね。

もちろん、偉大なシンガーたちも倍音成分が非常に多く豊かです。

この倍音成分は大きく分けると

倍音

  • 整数次倍音(声帯の鳴りの倍音)
  • 非整数次倍音(息系・ノイズ系の倍音)

という二つに別れています。

難しいことは考えずに「声帯の鳴りの倍音」「息の倍音」という風に考えていいと思います。

この倍音成分が多ければ多いほどに、もしくは質がよければいいほどに声自体の音色が豊かになるので人の耳に届きやすいです。

結果的に人の心を惹きつける、つまり魅力的に感じるということです。

倍音にも「好み」はあるが、誰しもが心地よいもの

そしてこの声の魅力を作り上げている成分自体にも「好み」があると考えられます。

「声帯の鳴りの倍音(整数次倍音)」が好きな人、「息系の倍音(非整数次倍音)」が好きな人といるはずです。

なので強く鳴る声が好きない人や息っぽい声が好きな人などもいるのですね。

そうなると

もはや倍音すら魅力を決める指標にならないように感じますが、それが心地よい倍音であれば少なくとも「嫌い・嫌な音」という風には感じないはずです。

ピアノの音とギターの音の好みの差はあれでもそれが美しい音色であれば嫌いと感じる人はほとんどいないように。

「倍音」というのはある種の「心地よいと感じる物質」のようなものです。自然界に溢れる音から、楽器の音、人の声と全て倍音が含まれています。

逆に倍音が少ない音(基音に近い音、ただし完全な基音ではない)、電子音やサイレンなどはあまり心地良いと感じませんね。

素晴らしい歌唱力を持っていると言われるような偉大なシンガーのほとんどの人はこの両倍音を綺麗に使いこなしていますし、倍音成分も非常に多いです。

やはりそういう点ではこの「倍音」こそが声の魅力を作り上げる最も重要なものの一つだと考えられます。

結論

歌声の魅力は「倍音成分の質や量」で決まる

ということです。

そして倍音の質や量は息・声帯・共鳴でほとんどが決まるでしょう。

倍音を作る要素である「」と「声帯」そしてその倍音を増幅させる「共鳴」。

声の『倍音』の出し方において意識するべきは「息」と「声帯の鳴り」

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