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歌声解説 女性シンガー

花譜の声や歌い方についての分析

投稿日:2020年1月29日 更新日:

今回は花譜さんの歌声・歌い方についての分析です。

話し声の特徴

話し声の音域は普通くらいの音域

声帯の音域的に「普通」くらいの声帯を持っているという印象です。

 

話し声の声質は「息っぽい」タイプの声質

声帯が全然鳴らないということでもないのですが、息が流れやすくさらりとした空気感を多く含むような透明感のある声を持っていますね。

 

喉の作りが小さい・細いような印象を受ける話し声ですね(*「小さい」「細い」は悪い意味ではないです)。この喉の作りの小ささが可愛らしい声になっている要因でしょう。

歌声の特徴【発声方法】

チェストボイス(地声)

低中音域は地声(チェストボイス)。

息の成分が多いウィスパーボイス感のある発声中心で息の倍音成分を多く含んでいるさらりとした声質で心地よい音色の発声です。

息っぽくそっと語るような発声が花譜さんの魅力でしょう。

基本的には息を主体とした発声ですが、所々で声帯をしっかりと鳴らすようなニュアンスも入れています。この声帯を鳴らす時に独特の揺れる感じ・震えるような感じの独特な鳴りを生み出しています。

地声

鳴らす発声↓

 

ファルセット(裏声)

高音域は裏声(ファルセット)。

しっかりと抜け感のあるファルセットやや丸みのあるくっきりとしたファルセットなどを使っています。

裏声

歌い方

共鳴や音色

共鳴はほぼ上方向主体です。

つまり鼻腔や口腔中心として共鳴で、下方向(咽頭共鳴)はあまり作らないというのが花譜さんの特徴です。

 

声を上アゴや鼻の奥の方へ当てるような明るく可愛い音色作りです。多くのフレーズで鼻腔方向へ丸く響かせるような音色の発声があるのが特徴的ですね。

元々の喉の作りも影響していると言えるでしょう。

 

ビブラート

フレーズにもよりますが、ビブラートはかけずにまっすぐに歌うフレーズが多いです。

 

フレージング・歌い回し

  • 歌い回しは直線的
  • ウィスパー系で軽やかに語るようなニュアンス主体

という感じでしょう。

フレージングは直線的でまっすぐいに歌うタイプと言えるでしょう。また、息系・ウィスパー系の発声で軽やかに語るようにして歌います。素早いフレージングも軽快に歌い上げますね。

 

独特な語りのフレーズなど強く発している声ではないのですが、感情に訴えるような表現力があり魅力的です。

どういう練習をすれば花譜さんのように歌えるか

花譜さんのように歌うポイント

ポイント

息系の発声を主体にする

鼻腔方向への共鳴を意識する

これが重要だと考えられます。

息系の発声を主体にする

花譜さんは元々の声質が息系ということもありますが、基本的に息で歌っています。

息の上の声を乗せるようにしてさらりとマイクに語るようなニュアンスが重要でしょう。

 

息と声を連動させるトレーニングをすることで息の上に声を乗せられるようになってくるでしょう。

息と声の連動のトレーニングは

が最適です。

鼻腔方向への共鳴を意識する

花譜さんのような歌い方は声を上方向、特に鼻腔方向へ通すようなニュアンスが重要でしょう。

これは声を上方向へ当てる意識・鼻の奥に当てる意識だけでも変わってきます。

 

トレーニング方法としては『ハミング練習』がおすすめです。

花譜さんのような音色は特に「N」の発音でのトレーニングがオススメかもしれません。

独特な部分の研究

これは人によって大きく変わってくる部分なので、一概には言えませんが、なるべく口を大きく開かずにそっと語るように歌う方がニュアンス的には近づくと思います。

 

口を大きく開けない分しっかりと息系の声を作り言葉の子音を明瞭にする必要があります。

そっと語るようなニュアンスを維持しつつ声のアタック感(音の出だし)を強化することで、はっきりと静かに語るようなニュアンスを出せるかもしれません。

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