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歌のスキル・テクニック

一瞬だけ裏声にするテクニックについて

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今回は、「声を一瞬だけ裏返すテクニック」「瞬間的にファルセットに入れるテクニック」についてです。

この技って結局、『声帯の柔軟性』が物を言う技なので、果たしてテクニックと言えるのかどうかはわかりませんが、これについて詳しく掘り下げてみようと思います。

一瞬だけ裏声にする技は「こぶし?」「ヒーカップ ?」

一瞬だけ裏声に入れるテクニックそのものは特別決まった名称もなく、文字通りのニュアンスですが、ケースバイケースでなんらかの名称がつくこともあるでしょう。

 

例えば、

  • フレーズの中で一瞬裏声を入れて、音に”節”を入れるのであれば「こぶし
  • 語尾をはね上げるようにして裏声にするのであれば、「ヒーカップ

などと呼べるのかもしれません。

出だしに入れるニュアンスも時々ありますが、なんと呼ぶのでしょうね。笑

泣き節? ちょっと違う気もしますが、、。

まぁ名称なんてどうでもいいので、置いておきます!

 

とにかく、状況はどうあれ”一瞬だけ裏声に入れる”という言葉通りのニュアンスでここでは進めます。

 

こんな感じ(再生位置*0:49〜、三浦大知さん『これ以上の涙〜」、Takaさん「気づ〜た〜」↓

この一瞬裏声に入れるテクニックを使うシンガーってそこまで多くはないんですけど、なんと連続で。洋楽的な歌い方をするシンガーに多いですね。

Takaさんのフレーズは他にも入っていますが、わかりやすい部分を抜粋してます。

 

あとは、島唄・民謡系の歌い回しに多いですね↓

瞬間的に裏声に入れることで、特有の綺麗な音色が鳴ります。

 

どうすればこれができるか

これができるようになる条件は、二つ。

  1. 正しい裏声が出せること
  2. 地声と裏声を自由に移行できること

この二つが大事だと考えられます。

 

①正しい裏声が出せる

長くなるので、ここでは詳しくは述べませんが、当サイトで言うところの

  • 犬ファルセット→OK
  • 猫ファルセット→ダメ

です。

詳しくは、こちらで確認してみてください。

正しい裏声について【犬ファルセットと猫ファルセット】

続きを見る

 

②地声と裏声を自由に切り替えられる

当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、

  • 地声と裏声を自由に切り替えられるからこそ、裏声に一瞬だけ入れられる

のですね。

 

もはや『それ以上でもそれ以下でもなく、”自在に切り替えられる”だけ』

それが最も難しいところでもあるとは思うのですが、考え方はいたってシンプルなのですね。

 

また、これはおそらく人それぞれな面もあるとは思いますが、シンガーによっては、

  • 簡単に切り替えられるので、勝手に裏声になることもある

みたいなこともあると考えられます。

 

そんなつもりはなかったけど、意図せず”いい感じに裏返る”というような、一種の癖のようなものですね。

 

おそらく、一般人の場合だと

  • 裏返った=失敗

になるのでしょうが、プロの場合だと

  • 裏返ったけど、逆にいい感じ

になることがほとんどでしょう。

 

これは、

  • 歌が苦手→裏返る→音程を外す→失敗
  • 歌が得意→裏返る→音程は綺麗に合う(スケールを捉える)→綺麗

ということです。

 

結局、プロのシンガーって、地声と裏声の両方で歌える音域が広い(重なっている)ので、そういう点でも裏返っても綺麗なのですね。

この地声と裏声が出せる範囲が広いということも”一瞬だけ裏声に入れるテクニック”にとても重要だと思います。

特に裏声の範囲が重要になります。

 

練習方法

とにかく、

  • 『地声と裏声を自由に切り替えられるように練習する』

というのがシンプルかつ的を得た練習になります。

 

ということは、”地声と裏声を交互に切り替える発声練習”を繰り返すことが一番の近道のはず。

 

練習はこんなイメージで↓

女性ならこんな感じ↓

 

このように、地声と裏声を綺麗に自由に移行できるようになるところを目指します。

 

もちろん、こういう域に達するにはかなりの訓練が必要に鳴りますが、結局目指すべきはここですし、これに近いことができれば”一瞬だけ裏声に入れる”ことも容易にできるでしょう。

 

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