歌声解説 男性シンガー

ゆず 岩沢厚治の声・歌い方・歌唱力についての研究

投稿日:2017年9月25日 更新日:

今回はゆずのサブリーダー、岩沢厚治さんの歌声・歌い方・歌唱力についての研究分析です。

声質・発声方法について

話し声・持っている声帯の特徴

地声・話し声の音域は普通くらいの音域

歌声と比較すると話し声はかなり低く感じやすいですが、持っている声帯の音域のタイプはバリトン(男・中音)くらいでしょう。

歌声からも明らかですが、話し声も高音方向への伸びの良さを感じますね。話し声と歌声の適正音域にズレがあるタイプと言えるのでしょう。

 

声質は「鳴りやすい」タイプの声質でしょう。

強くジリジリと鳴るような「鳴り」のタイプではなく、柔らかさを感じる軽やかな芯のある声質のタイプ。

話し声から上方向(鼻腔や口腔)へ響きやすい喉を持っているなと強く感じます。

歌声の特徴

チェストボイス(地声)

低中音域

低音域は柔らかく息のニュアンスもある発声です。

岩沢さんの声の当たり方は高音域で強く鳴るので、低音域の発声ではそこまで強く鳴らずに柔らかく優しい鳴りですね。

そもそも低音と高音の役割がはっきりしているグループなので、低音域自体なかなか聴けなかったりしますね。

低音部分が地声のレンジ↓

 

 

ミドルレンジ(地声)

中高音域(≒ミドルボイス・ミックスボイス)

喉や喉の空間自体はどんどん開くようにして歌声を高音域で膨らませていきます。

 

強くもあり、柔らかくもあるような高音発声を自在に使いこなしていますね。

声帯はやや閉鎖的で、かつ声帯周りは綺麗に開いているので膨らむような音色を発声できているのでしょう。

 

また、鼻腔共鳴でやや丸みのある声を作り出しています。

この発声をかなりの高音域まで使いこなしていて、かつとても平然と流し目で歌ってしまうのが岩沢厚治さんのすごいところですね。

 

 

ファルセット(裏声)

高音域

ミドルレンジの発声でかなりの高音域を出してしまうのですが、さらに上の音域やさらりと歌声を抜くときはファルセットを使っています。

非常に綺麗なファルセットで芯もあり、息も綺麗に流れる、そんなファルセットです。

 

「聞こえない〜」「悲しくても〜」↓

 

「だけど〜な〜ぜだろう〜」「う〜しなう〜」↓

「いつのまに〜うとうと〜してた〜」

 

 

岩沢厚治さんの歌い方

共鳴や音色

鼻腔共鳴や軟口蓋への共鳴が強いので明るい音色の歌声が多いですね。

下に落とす響きはあまり作らずに口の開きも横方向へのニュアンスが強いので明るい音色になっています。

 

声を当てる方向性は基本的に斜め上方向主体という感じです。

 

ビブラート

ビブラートはあまりかけることなく比較的まっすぐに歌うタイプです。

 

フレージング・歌い回し

全般的に柔らかい鳴り系の発声なので(声を発するのに息が比較的必要ないので)、あまり言葉を切らずに滑らかなフレージングで歌うタイプです。

綺麗に母音を繋げるようにした流れるようなフレージングも岩沢さんの魅力でしょう。

 

 

また、メインで歌うことも多いのですがハモリを担当することも多いので

  • フレーズの最初の一言が弱めで膨らますような歌い方をする

ことも多いですね。

これはハモリをよくする人に多いのですが、メインを立てるために最初の一言を弱めにしたり歌わなかったりするテクニックです。

岩沢さんはメインボーカルの時でもそういうニュアンスが出るときがありますね。なので、より音が膨らむような印象を生み出しています。

 

「いくつもの」の「く」から岩沢さんが入っていますね↓

ちなみに北川さんはハモりの時でも最初から入ることが多いですね。

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