歌声解説 男性シンガー

ポルノグラフィティ 岡野昭仁の声・歌い方・歌唱力についての研究

投稿日:2017年11月27日 更新日:

今回はポルノグラフィティのボーカル、岡野昭仁さんの歌声・歌い方・歌唱力についての研究分析です。

声質・発声方法について

話し声・持っている声帯の特徴

地声・話し声の音域はやや高めくらいの音域

声帯の音域のタイプはテノール(男・高音)寄りくらいではないかと考えられます。

 

声質は「鳴り」と「息」のバランスのいい声質

声帯も軽やかにしっかりと鳴りますし、息もしっかりと流れるようなバランスのとれた声質という感じです。

どちらとも分類しにくいようなバランスのとれた声を持っていると言えるでしょう。

 

歌声の特徴

チェストボイス(地声)

低中音域

声質は声帯をバランスよく鳴らしています。

独特の息感があるのですが、それは声帯から鳴る音の息の成分が多いというよりも単純に口から出る息が多いという感じですね。

 

口からの吐息で声のアタックの強さ(アクセント)を生み出しています。

地声

 

ミドルレンジ(地声)

中高音域(≒ミドルボイス・ミックスボイス)

地声をグッと引っ張って強い息の圧力をかけることで力強い高音域を生み出しています。

 

ここでもやはり息を発射するように声を出すことで声のアタック感のある発声を作り出しています。

 

中高音

後半の高音部分。


 

ファルセット(裏声)

高音域。

中高音がハイトーンまで出せるので、そこまで多く使われる声ではないですね。

 

時々聞くことができる程度ですが、息が綺麗に抜けるファルセットを高音の抜きどころで使っています。

試聴音源はいい部分がなかったのでなしです。すみません。

 

歌い方

共鳴や音色

共鳴は鼻腔や軟口蓋など上方向主体の発声で、響きが下に落ちることはほとんどないですね。

上方向に響かせることで、明るく爽やかな歌声を作り出しています。

 

口の開きは縦方向主体であれば「深み・かっこよさ」を出し、横方向であれば「明るさ・爽やかさ」を出します。もちろん発音次第で変わる面もありますが、大抵は人によって個性が出るのが音色の作り方です。

 

岡野さんは縦にも横にもはっきりと開くのが特徴で、これは大きな特徴だと思います。

 

ビブラート

ビブラートはあまりかけずに基本まっすぐに歌うタイプです。

 

フレージング・歌い回し・歌唱力

岡野さんの歌い回しの特徴は

  1. 声のアタックの鋭さ
  2. フォール感

でしょう。

 

声のアタックは先ほどから言っているように『出だし』のことですね。

この音の出だしのアクセント・発音・息の出方みたいなものが強めで「スパっ」と声が前に飛ぶような軽快な印象を生み出しています。

 

フォール』。これはかなり岡野昭仁さんが使うテクニックですね。

ロングトーンの後ろの方の音程をゆっくりとフェードさせながら若干フラットさせるのです。

これを語尾で多く使うのは昭仁さんの大きな特徴でしょう。

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