歌声解説 女性シンガー

松田聖子の声・歌い方・歌唱力についての研究

投稿日:2017年11月9日 更新日:

今回は松田聖子さんの歌声・歌い方・歌唱力についての研究分析です。

声質・発声方法について

話し声・持っている声帯の特徴

地声・話し声の音域は高めの音域

声帯の音域のタイプはソプラノ(女・高音)くらいだと考えられます。

もちろん長く活躍されていますから、若い頃から現在に至るまでやはり年齢に応じて話し声(声帯)の高さは少しづつ低くなっています(*これは女性なら誰でもそうなるので悪いことではなく自然なことです)。

 

声質はバランスよく「息っぽい」タイプの声質

声帯があまり鳴らないタイプではないのですが、声帯の鳴りがそこまで強くなく、息が流れやすい声質の声帯という感じです。

息が綺麗に流れるので、声全体が透き通るような透明感を持っています。

 

共鳴は上方向(鼻腔など)に響きやすい喉・骨格だという印象を受けます。

歌声の特徴

チェストボイス(地声)

低中音域

声質は非常にバランスよく、話し声をそのまま歌声に持ってきたような声です。息の流れが非常に綺麗で、鼻腔や軟口蓋など上方向への響きがとても綺麗です。

 

声帯の鳴りのバランスは楽曲やフレーズによって変えているのですが、しっかりと鳴らすことも息っぽく鳴らすことにも万能ですね。

 

地声

 

ミドルレンジ(地声)

中高音域(≒ミドルボイス・ミックスボイス)

やや声帯の鳴りが強まり、芯のある中高音レンジです。

地声と比べ息の倍音よりも声帯の鳴りの倍音が強くなります。

 

この中高音域を使った後の語尾に声帯閉鎖をほどきながら音程をしゃくりあげる「キュっ」とした音が鳴ります。

ヒーカップ」と言われたりしますね。

この声の使い方は松田聖子さんの大きな特徴ですね。

 

ミドル

 

ファルセット(裏声)

高音域

ファルセットは滅多に聴けないのですが、稀に使うくらいです(LOVE SONG「まいら〜ぶ」など)。

ただし、息の成分が多い綺麗に裏返ったファルセットというよりも息の多い柔らかいミドル的な性質というか、ミドル域を抜き気味に歌うような感じです。

 

どういう歌い方か

共鳴や音色

基本的には鼻腔や軟口蓋などの上方向へ声を当てるような明るい音色作りです。

口の開きもしっかりと開けており、綺麗に広がりのある音色を作り出しています。

 

ビブラート

松田聖子さんは昭和歌謡全盛期からの歌い手というだけあってビブラートが深いです。

演歌歌手とまではいきませんが、最近の歌手と比べると深いビブラートです。このビブラートが松田聖子さんの上手さを際立たせていますね。

本当に心地の良いビブラートです。

 

フレージング・歌い回し・歌唱力

また、先ほども書きましたが語尾で音程をしゃくりあげるようにしてニュアンスを作るのが非常に上手いです。

可愛いニュアンスを作る高等技術ですね。現在ではアニソンなどでよく使われるテクニックです。

 

しゃくり・「ヒーカップ」

「キュッ」と音が鳴ります。

 

どういう練習をすれば松田聖子のように歌えるか

松田聖子さんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

 

松田聖子さんのように歌うポイント

ポイント

ヒーカップを身につける

深いビブラートを身につける

息が綺麗に流れる発声を身につける

 

これが重要ですね。

では練習方法を紹介。

 

ヒーカップを身につける

松田聖子さんの最大の特徴と言えばやはりこれでしょう。

これを身につければ、少なくとも「松田聖子さんっぽさ」は間違いなく出てくるはずです。

 

ビブラートの練習

ビブラートの一番の練習法はモノマネすることです。

よく聞いて一緒に歌ってみる。それが一番の方法です。

 

ビブラートは人によって個性が出るので近づきたければ真似してみるのが一番です。

ビブラートできない人でも真似しているうちにできるようになってきますよ。

 

ビブラートの練習方法はこちら

 

息が綺麗に流れる発声を身につける

松田聖子さんは基本的には息が流れるタイプです。

 

もちろんミドルレンジは鳴りが強まりますが、全体的には綺麗に息が流れます。

 

息が綺麗に流れる発声には息と声との連動が重要です。

息と声とを連動させるトレーニングは

が最適です。

息系のトレーニングは日々の積み重ねが重要です。

普段の話し声も良くなるのでやって損はないです。

 

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