歌声解説 女性シンガー

YUKIの歌い方・歌唱力 【歌声解説】

投稿日:2017年11月11日 更新日:

今回は元JUDY AND MARYのボーカルであり女性のカリスマ的存在YUKIのことについて書いていきたいと思います。

YUKIさんといえばいつまでも衰えないルックスと可愛い歌声が特徴ですね。

 

特に歌声は特徴的な可愛さと力強さを兼ね備えています。表現力豊かで聞く人を飽きさせない歌声は多くの人を魅了していますね。

あの歌声に魅了されている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなYUKIさんの歌声について解説していきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

話し声・地声の音域は普通で、時代によって声質が変わっている

地声や話し声の音域は普通くらいの音域ですね。声帯自体は高くも低くもない普通くらいの音域の声帯を持っているように感じます。

 

声質は現在とバンド時代で随分違うのが特徴です。

JUDY AND MARY時代はかなり特徴的な話し声をしています。すごいハスキーな声です。

昔のドラえもんの声が高くなったバージョンみたいな声をしています。ガラガラ・カラカラ感のあるハスキーな声質が特徴的ですね。

 

それが現在ではものすごく丸い可愛らしい話し声になっています。

ガラガラしていたもの音もなくなりハスキーボイスだったのが嘘のようです。

ハスキーボイスの人は一生ハスキーボイスであることの方がほとんどだと思うのですが、そうではないのですね。相当努力されて声を変えていったのでしょうか?それとも自然に変わっていったのでしょうか。

それは謎ですが、現在の声質は声帯の柔らかい鳴りが特徴ですね。

 

話し声はやや咽頭共鳴(下方向への響き)寄りの発声ですね。

 

歌声は柔らかい鼻腔共鳴が強めなミックスボイス中心

歌声は主に3種類の歌声を使っています。

地声・ミックスボイス・ファルセットの3種類です。

 

低中音域は地声を使っています。が、かなり低音域部分だけですね。かなり広い部分をミックスボイス中心に歌っています。YUKIさんの歌声は地声からミックスボイスまでが一本化されたような歌声をしています。どちらかと言えば全てミックスボイスに近いような柔らかい鳴りの声質です。

 

中高音域はミックスボイスを使っています。

柔らかい声帯の鳴りと丸い鼻腔共鳴が特徴のミックスボイスです。

息と鳴りが綺麗に混ざったミックスボイスで、その声を鼻腔に広く響かせることで丸く柔らかな歌声を作り出しています。声の芯がしっかりとあり、それを柔らかくバランスよく鳴らしています。

 

ちなみにJUDY AND MARY時代は鼻腔への丸い響きではなく、軟口蓋中心の発声をしていましたね。

 

高音域はファルセットを使うこともあります。しっかりと芯があり、息の成分が少ないファルセットを使うことが多いです。とは言えファルセットなのでYUKIさんの声の中では息の成分が多くなります。

 

どういう歌い方か

上アゴと鼻奥への響きで特徴的な歌い回しに

響きの位置を上アゴと鼻の奥へ響かせることでYUKIさんらしい歌い回しをしています。

響きの位置がYUKIさんらしさを形成しているのですね。

 

響きに加えて、口や口の中の空間を大きく開けることで明るい可愛らしい声色を作り出しています。

 

声色の作り方に加えて細かい声の表現力や感情表現も非常に上手いですね。歌の演技力と言いましょうか、かなりの演技派です。

 

実際の歌声で確認

声の種類

地声:黒字

ミックスボイス:黄色マーカー

ファルセット:赤字

 

「Home Sweet Home」でミックスボイスを確認

 

 

フレーズ

どこへ行けば 行けば 満たされるの〜 うちへ帰ろう〜 明日になれば〜 大丈夫って笑ってるかな〜 名前を呼んで 読んで 抱きしめるよ 思い出して

 

全てミックスボイスですね。柔らかい声帯の鳴りと鼻腔への丸い響きが心地よい歌声を生み出しています。

 

「世界はただ輝いて」で地声を確認

 

フレーズ

バンドマン 歌ってよ 子供のように ランナウェイ ランナウェイ飛べるんだ  A seeds of joy 長い夢 あの汽車に乗って ワンダーラインでランデブー 逢えるんだ 大丈夫上手くいくさ

 

後半部分のラップ調の部分が低めの音域ですが、地声系の発声ですね。

YUKIさんはやはりミックスボイス中心の発声ですね。

 

「集まろう for tomorrow」でファルセットを確認

 

フレーズ

集まろう〜 for tommorow〜 を〜して目見て笑おう〜 こう〜 混ざろう〜 手をつないでは帰ろう〜 場所なんてどこでも〜 いいから帰ろう〜 探そう〜

 

完全なファルセットは赤字で表記してます。赤のアンダーラインはファルセットとミックスボイスの間、完全なファルセットではないのでまぁミックスボイスと言うものでしょうか、名称はどうあれファルセットに近い音色のミックスボイスです。(声綺麗に線引きできるものではないので。)

 

色々な音色を使い分けているのがわかります。

 

昔の歌声

JUDY AND MARY時代

 

昔の歌声ももちろん鼻腔共鳴が強いですが、声の方向が前に出ていると言いますか、軟口蓋中心に響いているような響かせ方ですね。

関係ないですが、ギタリストのTAKUYAさんの天才的なギタープレイが光りますね。

 

どう言う練習をすればYUKIさんのように歌えるか

YUKIさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

 

YUKIさんのように歌うポイント

ポイント

綺麗なミックスボイスを身につける

鼻腔共鳴を身につける

明るい音色の声を身につける

これが重要ですね。
では練習方法を書いていきます。

綺麗なミックスボイスを身につけるには

本人がウォーミングアップしていたりボイトレしている映像がたまに流れたりしますが、YUKIがリップロールをやっている姿を結構目にします。

 

「汽車に乗って」のPVでもしていますね。

リップロールを毎日しっかりやっているからこそあの綺麗なミックスボイスになっているのかもしれません。

とりあえず綺麗なミックスボイスを習得するためにはリップロールで練習するのが一番だということです。

 

リップロールについて詳しくはこちら

【リップロール】のやり方・効果・練習方法・理屈について

ハミング練習で上の方への響きを手にいれる

あまり奥に行き過ぎないでしっかりと上への響きを手にいれるにはハミングの練習がベストです。

ハミングの練習はあくまで言葉としては「M」「む」です。「N」「ん」ではないですよ。

 

しっかりと口の中の空間を作り上アゴへの響きを作るのがハミングです。

このハミング練習と「N」の鼻腔練習の違いはこちらに詳しく載っています。

【鼻歌・ハミング練習法】のやり方・効果・練習方法について

口をしっかり開いて歌う練習を

YUKIのような明るい響きを作るためには口をしっかり開いて歌わないといけません。

これに関してはしっかりと意識して練習すれば身についていくと思います。

 

ただ場合によっては開けない方がいい響きをする方もいますのでそこは各自で見極めが必要です。

 

口の開け方で音色や表現が変わる|口の開け方と声の関係性

 

まとめ


YUKIさんの歌声はミックスボイス習得が主な鍵となってきます。

本人もやっているリップロール。本人がやっているっていうことは寄せていくのに間違いない練習法ですね。

 



その他シンガーの歌声解説はこちら

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