歌声解説 女性シンガー

中島みゆきの声や歌い方についての分析

投稿日:2018年2月9日 更新日:

今回は中島みゆきさんの歌声・歌い方についての分析です。

話し声の特徴

地声や話し声の音域は普通くらいの音域

長く活躍されていますので時代によって音域も当然変化していますが、相対的に「普通」くらいの声帯だろうという印象です。

 

声質は声帯もしっかりと鳴りつつ、息もしっかりと流れるバランスのいい声質

声帯がしっかりと鳴るタイプで鳴りやすい声質と言えそうですが、息も綺麗に流れるのでバランスのいい綺麗な声です。

持っている声帯

普通の音域・バランスのいい声質

歌声の特徴【発声方法】

チェストボイス(地声)

低中音域は地声(チェストボイス)。

フレーズによって息っぽく優しく歌うフレーズから、しっかりと鳴らすフレーズまで歌いこなしていますが、どちらかと言えば「鳴り」寄りの声質の発声中心かと。柔らかくもくっきりとした優しい音色の発声が魅力的です。

 

ミドルレンジ(地声)

地声の中高音発声。

高音域をグッと強く鳴らす発声から少し抜き気味に優しく鳴らす発声まで表現豊かです。高音域はどちらかと言えば咽頭共鳴(太く深い音色)を保つようにして広がりのある発声することが多いですね。

 

また、特徴的なのは強く唸るような発声でしょう。

がなり声(仮声帯発声)」と呼ばれるようなもので、”仮声帯”という部分を鳴らすことで「ゴロゴロ」「ガリガリ」したようなドスの効いた音色の発声を生み出します。

ファルセット(裏声)

裏声(ファルセット)はおそらくほぼ使われていないと思われます。

もし使われているフレーズがあれば、ぜひ教えてください。笑

歌い方

共鳴や音色

中島みゆきさんはかなり特徴的な歌い方・音色の作り方です。

  • 口の開け方は縦横(暗い・明るい)のコントラスト
  • 共鳴は上下(浅い・深い)のコントラスト

この二つをはっきりと使い分けることによって浅めの明るい音色から深めの暗い音色まで幅広く表現しています。

とにかく幅が広い。

どちらかと言えば『口は横・共鳴は深め』をベースにしてそこから変化させるような音色作りだと感じます。

ビブラート

楽曲やフレーズによるのはもちろんですが、基本的にはビブラートはかけるタイプ。

綺麗なビブラートを使いこなしています。やや揺れ幅が細かいのが特徴です。

 

フレージング・歌い回し

  • 歌謡調の歌い回し
  • 表現の幅広さ

歌い回し・フレージング自体はベーシックな歌謡調のスタイルと言いましょうか、メロディーが曲線的に流れるような滑らかなタイプの歌い回しだと言えるでしょう。

 

先ほどの共鳴部分で触れたように音色の表現の幅が広いのはもちろんですが、言葉の使い方、表情、話すような語りかけるような歌い方など非常に多彩です。

楽曲が素晴らしいのはもちろんですが、中島みゆきさんの表現力あっての楽曲ですね。

中島みゆきさんのように歌うポイント

中島みゆきさんのように歌うポイントは

ポイント

鳴りの強い声を身につける

上下の共鳴を身につける

これが重要でしょう。

鳴りの強い声を身につける

中島みゆきさんの歌声の中でも特徴的なのはくっきりとした鳴りの発声を使うというところでしょう。

トレーニングは

の練習法がおすすめです。

 

「ネイ」「ヤイ」トレーニングは閉鎖の強い高音を練習するのに適している練習法です。

脱力を促しながら強い高音域の練習ができます。

 

エッジボイスはより閉鎖に焦点を当てた練習法です。

声帯を無理なく閉鎖させる練習になりますので、閉鎖力を鍛えるのにうってつけです。

上下の共鳴を身につけるには

まず、下にしっかりと響かせた発声を使いこなすというのも中島みゆきさんの特徴でしょう。

下方向への共鳴(咽頭共鳴)を身につけるには喉の形と喉仏の位置が重要です。

咽頭共鳴のトレーニングはこちら

 

また、フレーズによっては明るい上方向の共鳴主体の発声もたくさん使いますね。上方向への共鳴トレーニングは『ハミング』がオススメです。

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