歌声解説 女性シンガー

手嶌葵の声・歌い方・歌唱力についての研究

投稿日:2018年1月10日 更新日:

今回は手嶌葵さんの歌声・歌い方・歌唱力についての研究分析です。

声質・発声方法について

話し声・持っている声帯の特徴

地声や話し声はやや高めの音域

声帯の音域のタイプはソプラノ(女・高音)寄りだと思われます。

 

声質は息の成分が非常に多い「息っぽい」声質です。

声帯があまり閉鎖しない(鳴らない)ために息の倍音成分が非常に多く含まれる声質です。

 

息っぽい声質の象徴と言えるくらいわかりやすい「息っぽい」タイプで、息が綺麗に流れやすく透き通る透明感を非常に感じやすい声を持っていると言えるでしょう。

声帯があまり鳴らないので子音が立ちやすく、サ行の音などの発音がとても綺麗なのも特徴です。

 

歌声の特徴

チェストボイス(地声)

低中音域

話し声同様に非常に息の多い澄んだ音色の発声をしています。

綺麗な息の倍音が「スーーーー」と鳴っているのがわかりますね。

 

ウィスパーボイスと呼ばれるような囁くような声の出し方です。

基本的に「息」が全てというような発声法で、息に音を乗せているような印象を受けます。

息の流れ、息のコントロールが重要な発声法です。

ウィスパーな発声方法によって「子音」が立ちやすく子音の粒が非常に綺麗に聴こえるのも特徴的です。

息が綺麗に流れる非常に美しい発声ですね。

 

ファルセット

中高音域

綺麗な透明感のあるファルセット。地声域同様に域が非常に流れやすく澄んだ音色です。

自在に切り替えている上、地声の発声も息っぽいので裏声との境目がかなりわかりにくいですね。

 

歌い方

共鳴や音色

鼻腔や口腔など上方向中心の共鳴で、明るい透明感を作るような音色作りです。

逆に下方向(咽頭腔)へはあまり響かせないタイプですね。

 

ビブラート

フレーズによるのは当然ですが、あまりかけない・もしくはほんのりとかけるようなフレーズが多いですね。

 

フレージング・歌い回し

  • 流れるようなウィスパースタイル

というのが特徴かと。

基本的にほとんどのフレーズがウィスパーボイスという歌唱スタイルです。

低音域でも高音域でもささやくような発声でなんでも歌い上げています。簡単そうに思えてかなり難しい歌唱法ですね(*元々の声質による面も大きいでしょう)。

 

歌い回しはそこまで偏りがあるわけではないのですが、どちらかと言えば旋律が滑らかに流れるような曲線的なフレージング寄りというタイプでしょう。

 

ピッチ感やリズム感も素晴らしいです。

 

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