今回は「歌における地味な重要項目」とでも言いましょうか、歌のトレーニングにおいて見落としがちだが、実は歌の成長に大きく関わるものについて掘り下げていこうと思います。
その項目とは、
- 自分の声帯の個性(音域・声質)を把握し、その個性を活かす道を進むこと
- 録音した自分の声に、ほとんど違和感を感じない状態になっていること
- 『大腰筋』を柔軟にしておくこと
- 「回復(休息)」と「栄養(食事)」に気を配ること
という4つです。
目次
①自分の声の個性(音域・声質)をしっかりと把握し、それを”活かす道”を進む
これは簡単に言えば、
- 自分の喉や声帯に合った方向性で練習することが大事
- 自分の声の個性に逆らわないことが大事
ということ。
理由は、人それぞれ持っている声(喉や声帯の形)が違い、個人個人に適した方向性も違うからです。
つまり、
自分の個性に沿った道を進むことで上手く成長できる可能性が高くなる。逆に、自分の個性に逆らうと上手く成長できない可能性が高くなる
と言えます。
自分の個性を活かす道
個性というのは様々な要素があるのですが、一番わかりやすいのは、人それぞれの「音域」の違いです。
例えば、「声が低い男性シンガー」と「声が高い女性シンガー」が、お互いの歌声のようになろうと本気で訓練するとどうなるでしょう?
いくら歌が上手いシンガーであっても、さすがに無理がありますね。トレーニングでどうにかなる問題ではありません。
仮に音域的に歌えるようになったとしても、それが自分に合ったキーで歌うよりも魅力的になるということはまずないでしょう。
つまり、魅力的に歌えない方向性の練習をしているという点で、この二人は間違った方向性のトレーニングをしていることになります。
*これはあくまでもトレーニングにおけるお話です。医学的なアプローチで声帯そのものを変えてしまえば、理論上は不可能ではありません。
これはおそらく、多くの人が「男性と女性は声帯が全然違うんだから、トレーニングすればどうにかなるという話ではない。当たり前じゃん。」と理解していることでしょう。
しかし、この『トレーニングすればどうにかなるものではない』という考え方を、個人差レベルまで落とし込めている人は意外と少なくなるのではないでしょうか。
よくあるのが、
- 声が低い男性が声が高い男性シンガーの音域を目指している
- 声が低い女性が声が高い女性シンガーの音域を目指している
というパターン。
男女差は考慮できているのに、個人差は考慮できなくなってしまうのですね。
確かに、男女の差ほどわかりやすい差はありませんが、同性であっても個々の声帯にはそれぞれ差があり、魅力的に歌える音域帯には人それぞれの違いがあります。
つまり、歌のトレーニングは全ての人が同じ方向に進めることはなく、人それぞれが自分の声帯に合う道を進まなければいけないのですね。
しかし、厄介なのが「高い声を出せる人ほど歌が上手い」などのように、高い声と歌の上手さが結びついてしまっている場合です。
低い声を持っている人で、この価値観を持っている場合、なかなか受け入れられないかもしれません。歌の上手さという価値観自体を変えることは、なかなか難しいですし、人間は自分が持っていない性質や能力に憧れてしまう傾向がありますから。
価値観や憧れを簡単に変えることはできませんが、『魅力的に歌うためには』を突き詰めていくと、いつかは自分の個性を受け入れなければいけなくなるでしょう。
「個性を活かす」とは、絶対的なルールがあるわけではないことに注意
一つ、注意しておかなければならないのは、「個性を活かす」と「個性に逆らう」というのは、絶対的な法則やルールがあるわけではないということです。
どういうことか?
例えば、
- 「低い声を持っている→低い声が得意」
- 「息っぽい声質を持っている→息っぽい発声が得意」
のように、そのまま沿った考え方をするのが、個性を活かす道の基本的な考え方です。
多くの人は、これに当てはまるはずです。
ところが、人によっては低い声を持っているのに高い音域の方が得意だったり、息っぽい声質の人が息っぽい発声が苦手だったりする変則的なパターンもあります。
こういう人の場合、一見逆らって見える方が個性を活かす道、個性を活かす道に見える方が個性に逆らう道になります。
声帯の個性は人それぞれなので、こういうことが起こる場合があるのですね。
つまり、個性を活かす道には絶対的なルールはなく、「自分に合うものは全て正解で、自分に合わないものは全て不正解になる」と考えておくといいでしょう。
自分の声帯の個性を活かすというのは、
- 最初からある程度できる
- 得意・やりやすい
- 練習すると伸びやすい
- 他人から褒められた部分
などを目安に考えるといいのではないかと思います。
逆に、自分の個性に逆らう道は、
- できそうに思えない
- 不得意・やりにくい
- いくら練習しても全然伸びない
- 他人から「合ってない」と言われた部分
などを目安に。
まずは、自分の「音域」「声質」としっかり向き合う
『声の個性』は細かく見ていくと、骨格、喉、舌、歯、あご、など色々な部分が関係し、極論を言えば体の全てが声に影響しています。
ただ、中でも最も重要なのは『音域』と『声質』なので、まずはこの二つをしっかり把握しておけば、大きな問題は生まれなくなるはずです。
音域は、一般的には6タイプに分かれ、
声質は大体4タイプに分かれます。
つまり、単純に考えると6×4=24通りのタイプがあるということになります。
もちろん、中には「中間でグループ分けしにくい声」、「どこにも当てはまらない特殊な声」といったタイプも存在するので、このようなタイプ分けはあくまでもざっくりとした目安です。
なので、そういう面も含めて自分自身がどんな声帯を持っているかを理解することが大切なのですね。
注意点
*声変わりが終わるまでは声帯のタイプ(特に音域)が確定しないので、その点は注意です。
「特徴を掴んだら何をすればいいのか?」という疑問もあるでしょうが、その答えは人それぞれであり明確な答えはありません。
しかし、自分自身が自分の声について理解し、特徴を把握することが、自分自身の声を最大限に活かすための第一歩になると思います。まずは難しく考えずに、自分自身の声について理解すればOKでしょう。
②録音した自分の声に違和感を感じない状態を作る
これは「自分に聞こえる自分の声」と「本当の自分の声」の誤差をあまり感じない耳(脳)になることが重要ということ。
簡単に言えば、自分が歌った録音を聴いたときに、違和感をほとんど感じない状態になればいいということです。その理由は、歌の成長速度に大きく関わるからです。
あくまでも目安ですが、自分の歌声をスマホなどで録音して聞いた時に、
- 「うわ、気持ち悪い声。これが自分の声?聞きたくない!」→*誤差『大』
- 「気持ち悪いとまではいかないけど、録音した声はそれなりに違和感を感じる。普段歌っている感じより若干変に聞こえるし、イメージ通りじゃない。」→* 誤差『中』
- 「うん、いつも通り。良くも悪くもこれが自分だし、ほとんど違和感は感じない。」→*誤差『小』
*これは、歌の上手さになどに関わらず、誤差や違和感を感じるかどうかの問題です。また、この「気持ち悪さ」は誤差が原因ではなく、自分の声に対する嫌悪感など心理的な問題によって生まれることもありますが、ここではあくまでも誤差によるものだけが対象です。
体の仕組み上、完全な誤差のない状態になることはできませんが、自分の歌声を聴いた際に、自分がイメージする歌声とのズレが少ない状態になることはできます。
「本当の自分の声」と「自分に聞こえる自分の声」のズレは歌に悪影響
基本的に自分の声以外の音は、耳の外側から聞こえてくる音で、「気導音」と呼ばれます。
それに対し、自分の声だけは耳の内側から聞こえてくる音(*「骨導音」と呼ばれる)が混ざって聞こえます。
これが原因で、多くの人は自分の声の認識にズレが生じています。
そして、この「骨導音」によるズレが様々な悪影響を及ぼします。
例えば、極端に表現すると「自分ではすごくいい音色の声を出しているように聞こえるが、実際はいい音色ではない」「自分では音程が合っているように聞こえるが、実際は全然合っていない」というようなことが起こってしまうということです。
一般的に、『音痴』と呼ばれる状態の主な原因も、骨導音の影響が大きいと言われています。脳が勝手に骨導音を補正してしまうためです。
なので、歌においてはこの誤差を小さくすることが重要になるということですね。
ちなみに
ボーカル以外の音楽家(例えばピアニスト、ギタリスト、ベーシストなど)は、こんなこと考えなくてもいいのです。
なぜなら、音を聴く際に骨導音を使っていないからです。
一方、ボーカリストだけは自分の声を出す際に骨導音の影響を受けます。
つまり、音楽家の中でボーカリストだけが骨導音と向き合わなければならないということです。
ここでは誤差が小さい耳の状態を『ボーカル耳』と呼ぶことにします。
*『ボーカル耳』という言葉は世間では通じない個人的な造語なのですが、音楽家の中でボーカリストにのみ必要な耳だと考えられるので、ここではわかりやすくそう呼ぶこととします。
「ボーカル耳」を持つ最大のメリットは、歌の成長効率が高まること
歌の成長において、ボーカル耳を持つことにはかなりのメリットがあります。
- 自分の歌声を正確に評価できるようになる
- 音程やリズム、発声や表現などの修正が上手くいくようになる
などによって、結果的に歌が上手くなりやすい状態になると言えます。
要は「他人にどう聞こえているか」を間違えにくいということです。
なので、「ボーカル耳を持っている人」と「持っていない人」を比較すると、前者の方がより早くスムーズに成長すると言えます。
なので、ボーカル耳を先に作っておくとメリットが大きいということです。
「ボーカル耳」を作る方法は、録音をたくさん聞く
多くの人は、普通に生活をしていれば最初は誤差が「中」か「大」くらいになっているでしょう。
自分の声を客観的に聞く機会はそうないので、このズレが生まれてしまうのは仕方のないことです。
ただ、誰でも誤差を修正することは可能です。
ズレを修正する
方法の一つとして、『常にマイクで歌って自分の声をスピーカーから聴く』という方法があります。マイクから聞こえる声をずっと聴いていると、だんだんと自分の本当の声を認識できるようになり、誤差が小さくなっていくでしょう。
しかし、常にマイクを使うというのは環境的にできない人の方が多いです。
なので、一番良い方法は、『自分の声を録音して何度も聴くこと』です。
スマートフォンの録音や動画撮影で十分です。動画撮影の方が映像がある分、自分の声を客観的に聴きやすいかもしれません。やりやすい方を選びましょう。
自分の声を聞くのは嫌な人もいるでしょうが、これは我慢です(*ある意味、嫌な人ほど聞くべき)。
人間の脳は不思議なもので、最初は自分の声に大きな違和感を感じていたはずですが、繰り返し何度も聞いていると違和感がなくなり、いつの間にか自然な声と感じるようになります。
これはおそらく、脳が認識のズレを修正してくれるのだと思われます。
ある意味この”慣れ”こそ『ボーカル耳』とも言えます
なので、とにかく録音を繰り返して慣れるのが大切です。プロのシンガーもレコーディングという名目で録音はたくさんしていますから、そういう点ではこの作業は必須とも言えるのかもしれません。
*録音なんてしたことがなくても、自分の声の認識のズレが少ない人も時々います。これは、発声の質が良いことが原因の一つだと考えられます。詳しくは「歌が上手い人は自分の声の聞こえ方の誤差が小さい」という記事にまとめています。
③『大腰筋』を柔軟にしておく
『大腰筋』という筋肉の柔軟性は、横隔膜の動き(=腹式呼吸)に大きく影響するので、その柔軟性を高めておくとメリットが大きいです。
- 大腰筋が柔らかい→横隔膜がスムーズに動く→声が出しやすい→歌が上手くなりやすい
- 大腰筋が硬い→横隔膜の動きが悪い→声が出しにくい→歌が上手くなりにくい
という流れ。
まず、歌において大事なことは『横隔膜がスムーズに動くこと』、もっと言うと『横隔膜がスムーズに上がること』です。
横隔膜がしっかりと上がることで、
- 息の力・コントロール能力が上がる
- 喉周り・声帯が力みにくくなる
という2つのメリットがあり、結果的に『声の出しやすさ=発声の質』に大きく関わってきます(*詳しくは『横隔膜と発声の関係性について』にまとめています)。
そして、横隔膜を上げることに大きく関わってくるのが『大腰筋』です。
大腰筋は横隔膜と繋がっているので、大腰筋が硬いと横隔膜を引っ張って動きを阻害してしまいます↓
こうなると、
- 横隔膜が上がりにくくなる(=息を吐きにくくなる)
- 横隔膜の上がりにくさを胸郭(胸式呼吸)でカバーしようとする
- 胸郭の力みが喉周りや声帯にも影響する
- 喉が力んで声が出しにくくなる
という流れで、発声そのものに大きく影響します。
これが「胸式呼吸ではなく、腹式呼吸をしなさい」と言われる理由の一つです。
しかも、この状態で横隔膜を動かす訓練をしても、そもそも動きが悪いので訓練自体が上手くいかなかったり、時間がかかったりしてしまいます。さらに、頑張って横隔膜だけを柔らかくしたとしても、大腰筋が硬いままでは、時間の経過によって少しづつ大腰筋の硬さに影響され、元に戻りやすくなったりもします。
なので、大腰筋も視野に入れて、横隔膜を柔らかくしなければいけないのですね。
大腰筋と横隔膜を一緒にストレッチする
大腰筋を柔らかくするストレッチは、
- 仰向けで片膝を抱え込むストレッチ
- 片膝立ちで体を前に倒すストレッチ
がおすすめです。
【①仰向けで片膝を抱え込むストレッチ】
図のように、仰向けで寝て片膝を抱え込み、もう片方の足はしっかりと伸ばします。この時、伸ばした方側につながっている大腰筋が伸びます。
【②片膝立ちで体を前に倒すストレッチ】
図のように、片膝で立ち、体を前に倒して後ろ脚側の大腰筋を伸ばします。
どちらか一方やりやすい方で。
そして、このストレッチをしている最中に、『息をしっかりと吐いて横隔膜を上げる』を追加しましょう。これで、より効果的にストレッチできますし、横隔膜自体の動きを鍛えることができます。
お腹をしっかりとへこませて息を吐くと、大腰筋の伸びを感じやすくなるはずです。
そもそも本来は、横隔膜が上がりやすくするために大腰筋をストレッチしているので、横隔膜を上げる動作を追加することで一石二鳥というわけです。
この「横隔膜の上がりやすさ」「大腰筋の柔らかさ」は、能力的に気付きにくい部分です。能力がある人も、そのおかげで声が出やすいとは気づかないですし、能力がない人も、そのせいで声が出しにくいとは気づきにくいです。
そういう点でも、歌の成長に大きく関わる部分なので押さえておきましょう。
④「回復(休息・睡眠)」と「栄養(食事)」に気を配ること
歌の成長において、練習と同じくらいに「回復」と「栄養」は大事です。
というのも、人間の能力の成長において重要な3要素は、
- トレーニング
- 回復(休息・睡眠)
- 栄養(食事)
です。
特にスポーツにおいては、この3つの重要性が語られることは多いですね。どれか一つでも欠けると、上手く成長することはできないと言われています。
しかし、歌の場合は「練習」のみにフォーカスされがちで、スポーツほど「回復」と「栄養」に意識が向いていないことが多いです。
でも実際は、歌もスポーツと同じ『体を使うもの』なので、同じように「回復」と「栄養」は成長においてとても大事なものだと言えます。
回復を意識する
体の能力の成長にとって、回復(休息・睡眠)はとても重要。
例えば、スポーツでは『超回復理論』や『フィットネス-疲労理論』などのように、回復を考慮した成長理論が推奨されています。
これらの理論については、ここでは長くなるので省きますが、簡単に言えば、
- トレーニングの後は一時的に能力が落ちる
- トレーニング後に回復することで、以前の状態よりもその能力を成長させることができる
というものです。
人間の能力は、このように成長していると考えられるのですね。
なので、回復もなく連続的にトレーニングを続ければ、能力は上がらない、もしくは能力が下がることもあるのです(*回復せずにトレーニングをやりすぎることを「オーバートレーニング」という)。
だからこそ、回復をしっかりと考慮してトレーニングすることが重要ということです。
よく、「このトレーニングを続けていたら以前より悪くなったから、このトレーニングはダメだ」と判断してやめてしまうパターンがありますが、単に疲労が原因で一時的に能力が下がっている可能性も大いにあります。
そして、疲労であった場合、トレーニングをやめてしまうという判断は損をすることになります。
こういう判断を正確にするためにも、疲労と休息の重要性は頭に入れておく必要があります。
回復力は人それぞれ違う
回復の速度は、人それぞれに違います。
超回復理論では、体の部位の多くは『24時間〜72時間』になることが多いとされていますが、これもあくまでも目安です。
なので、回復のペースは自分にあったものを探す必要があります。
- 毎日トレーニングしてもOKな人
- 2日置きのトレーニングが最適な人
- 1週間トレーニングして、1週間休むのが最適な人
などのように、色々なパターンが考えられるでしょう。トレーニング内容によっても変わりますし。
回復力は、
- 生まれ持った性質
- 年齢
- 睡眠の質
- 栄養
などによって決まります。
睡眠と栄養は自分である程度コントロールできますが、生まれ持った性質や年齢などコントロールできないものものあるので、そこは受け入れるしかないでしょう。ただ、睡眠の質や栄養に気を配るだけでも随分と差が出るはずです。
栄養を意識する
能力の成長には『栄養』も重要です。これは、スポーツ選手などが食事にものすごく気を配っていることからもわかりますね。
極端な話、人間は何も食べずにトレーニングしてもやせ細っていくだけなので、そういう点では全ての能力は栄養(食べ物)から作られていて、栄養状態は人間の様々な能力の成長に関わっていると言えます。
歌においても、
- 栄養が不足している状態で、日々歌のトレーニングをする
- 栄養が満ちている状態で、日々歌のトレーニングをする
では、後者の方が成長が早くなることは間違いないでしょう。
トレーニングの成果を大きく左右させるのが栄養なので、しっかりと意識しておきましょう。
また、「栄養」は先ほどの「回復」の質にも大きく影響します。そういう点でも栄養を考えることは重要です。
不足がない状態が大事
まずは、5大栄養素(タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラル)を不足なくしっかりと摂ることを意識しておけばいいと思います。
できればしっかりと考えたほうがいいでしょうが、難しく考えたくなければ、「3食しっかりと色々なものを食べる」くらいでもいいのではないでしょうか。
スポーツ的に考えても損はない
スポーツ選手や筋トレをする人はよく、プロテインがどうだとか、〇〇のサプリがどうだとか、色々な栄養について語っていますね。
可能な限り成長効率を上げるために、色々な栄養をたくさん摂っている。ということでしょうが、歌において、そこまで考える必要があるのかと言われると、そうでもないのかもしれません。歌は筋肉を大きくつけるわけでもないですし、激しい運動をするわけでもありませんから。
ただ、個人的には、スポーツのように考えても「少なくとも損はない」「理論上は何らかのプラスになる可能性はある」とは思っています。
-
-
ボイトレにおける『栄養』について【歌の成長を加速させるために】
続きを見る