歌声解説 男性シンガー

Official髭男dism 藤原聡の声や歌い方についての分析

投稿日:2018年4月19日 更新日:

今回はOfficial髭男dismのボーカル藤原聡さんの歌声について書いていきたいと思います。Official髭男dismと言えば、個性的でキャッチーな楽曲で人気のバンドですね。なんと言っても楽曲の良さ、そして歌声は素晴らしいですね。

心掴まれている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなOfficial髭男dismのボーカル藤原聡さんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は高めの音域で、軽かろやかな声質

地声=話し声の音域は高めの音域です。パッと聞いてかなり高めだなと感じるくらいの高めな音域帯の声帯を持っています。

声質は軽やかな鳴りを持つ声質で、若干ですがハスキーぽいザラついた倍音を持っている声質です。軽やかに息が流れつつもザラついた鳴りを持つ個性的な声質です。

共鳴は鼻腔や軟口蓋など上方向中心に共鳴しやすい喉を持っているように感じます。歌が上手くなりやすい人の特徴をそのまま捉えているような声を持っているように感じます。

持っている声帯

高めの音域・ややハスキー感のある息系の声質

歌声は高音域帯を自在にコントロールするバランスのいい発声

歌声は3種類の声区を使っています。

主な声区

  • 地声
  • ミックスボイス
  • ファルセット

の3種類です。

地声

低中音域は地声を使っています。低中音域とは言っても、もともと持っている声帯が高めの声帯なので結構高いところまで地声を使っています。普通の男性なら難しい音域帯も地声で歌えるくらいの音域を持っていますね。

声質は話し声同様に軽やかに息が流れるような発声を使うことが多いです。息が綺麗に流れるので、息の倍音が乗りやすく澄んだ綺麗な音色を生み出しています。

地声

ミックスボイス

中高音域はミックスボイスを使っています。

地声の発声が高めなので声区の変化はわかりづらいですが、中高音域はミックスボイスです。地声と比較するとやや声帯が閉鎖的に作用し息の圧力も強くかけて高音域を発声しています。地声域と比べると声帯が強く鳴るのでしっかりと共鳴しているのがわかります。

ミックスボイス

わかりやすい部分だと冒頭「愛せるよ〜」の「よ〜」の部分。そのあと「はじめて」で地声に戻るのでわかりやすいです。声区のつながりが綺麗なのでわかりにくいですが、このフレーズはミックスボイスかなりたくさんありますね。

ファルセット

高音域はファルセットを使っています。

息が綺麗に流れるファルセットです。ファルセットへの切り替えが非常に上手く、強いミックスボイス発声とフレーズごとに使い分けています。ファルセットの精度の素晴らしさも藤原さんの魅力の一つですね。

ファルセット

例えば「Pretender」なら曲の表現でファルセットやミックスボイスを使い分けています。下の音源通常バージョンよりアコースティックバージョンの方がファルセットを多く使っています。

使い分け

「予想通り」や「いつも通り」です。通常はミックスボイス、アコースティックバージョンはファルセットです。

歌声

軽やかな地声域・ミックスボイス・綺麗なファルセット

どういう歌い方か

上方向への共鳴中心

鼻腔や軟口蓋などの上方向中心の共鳴で歌っています。もともと持っている声からも上方向へ非常に響きやすい声をそのまま活かしているような発声です。逆に下方向への響きはそこまで響かせるタイプではないです。

音楽技術

ビブラートはあまりかけるタイプではなく、比較的まっすぐに歌うタイプです。ピッチ感が非常にいいのでビブラートがなくても綺麗な歌声を生み出していますね。

またフレーズの歯切れの良さもリズミカルで綺麗です。

どういう練習をすれば藤原聡さんのように歌えるか

藤原聡さんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

藤原聡さんのように歌うポイント

ポイント

軽やかな発声と綺麗な高音発声を身につける

これが重要ですね。では練習方法を書いていきたいと思います。

軽やかな発声と綺麗な高音発声を身につける

軽やかな発声は綺麗な息の流れと声帯の鳴りのバランスが重要です。つまり息と声が連動している必要があります。息と声の連動や息の流れのトレーニングはドッグブレス「スー」「ズー」トレーニングが最適です。

またテレビで舞台裏が特集されていましたが、藤原さんは『パワーブリーズ』を使ってトレーニングをしているようです。色は超重負荷でしたよ。さすがです。

高音域はミックスボイスとファルセットを使いこなせるようになる必要があります。両方の精度をあげていかなければいけないので大変です。

どちらを優先すればいいのか?という話ですが、個人個人によると思います。ただ、ミックスボイスが綺麗な人はファルセットも綺麗です。ミックスボイスがうまくできない人はファルセットもうまくできません。逆からも同じことが言えます。つまり重要なのはファルセットを鍛えるということですね。

地声と裏声を交互に発声するトレーニングもオススメです。ファルセットへの切り替えが上手くなります。

音域を広げるトレーニングは筋トレのようなものです。コツコツと頑張りましょう!

まとめ

持っている声帯

高めの音域・ややハスキー感のある息系の声質

歌声

軽やかな地声域・ミックスボイス・綺麗なファルセット

藤原聡さんのように歌うポイント

ポイント

軽やかな発声と綺麗な高音発声を身につける

これが重要ですね。まずはここから練習していきましょう。もちろんこれ以外の要素も重要ですので頑張りましょう。

高くて歌えないという方はまずキーを変更してもいいかもしれません。

例えば、もともと持っている声帯が低めの人ならばまず同じように歌えないでしょう。

それは音域的に無理ということではないです。ミックスボイスやファルセットを駆使すれば歌えるでしょう。ただ、換声点や声区の範囲が藤原さんとは同じようにはならないでしょうから、似たニュアンスにはならないということです。

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